三年前に仕入れた新兵器を今日設置した。
わが憬月荘再生事業において、このくらいの長期プロジェクトは珍しくない。
それほど遠大な事業なのだと自慢したい。
構想から実現までの間に、構想者本人が思い出せなくなったプロジェクトは数えきれない。そもそも思い出せないのだから数えられない。
親切でその上気の短い友人たちは、いつまでも始まらないプロジェクトについて会う度に私を激励してくれたが、いつしか激励が激烈な叱咤にかわった。今では吾輩のものぐさに嫌気がさして縁遠くなった者までいる。
さてその新兵器だが、それは井戸ポンプだ。
なぜそれが「新兵器」なのか、にわかに詳細を思い出せないので、当時のブログ「井戸の再生と新兵器」を参照願いたい。
設置と言っても、試運転のための仮設置である。パイプの繋ぎ目も接着していない。
まずは壊れた電動ポンプと井戸を繋ぐパイプを切断し、ポンプを取り除ける・・・
そのあとの配管の苦労は、一切撮影していない。そんなことしてる余裕はない。
いきなり完成の写真をご披露する・・・
右奥に見えるのが井戸の縁・・・
さすがにNira6bの実力は「新兵器」の名に恥じない。
今回は試運転のための仮設置で、ゴムホースから排水させているが、最終的には塩ビ管を上に伸ばして頭ほどの高さに置いた40リットルほどの貯水槽まで汲み上げる。
そこから流し台の水栓に繋げる計画だ。
風呂の薪釜へはポンプから直接給水する。
完成の目途は、例によって未定である。
飲み水用の生物ろ過装置も3年前に制作済みだが、これをどこにくっつけるかもまだ決まっていない。
とりあえず、玄関等の敷居制作のためのモルタル作業に必要な水源はこれで確保できた。
山から引いている共同水道は、今またどこかで配管が途切れて断水している。
ススキが揺れている。昨日は中秋の名月だった。雲間に明るい満月がきれいだった。
今日はなにやら「スーパームーン」だそうだ。
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