2019年5月26日日曜日

MY WAYと my way

フランクシナトラの歌が好きでよく歌う。

ALL THE WAY, BLUE MOON, LOVE IS HERE TO STAY, MY FUNNY VALENTINE, ALL OF ME, THE DAYS OF WINE AND ROSESなどなど。

でも、MY WAYは歌わない。

できれば、シナトラにも歌ってほしくなかった。

歌詞の趣旨には少なからず共感する。そうだよなあと思う。だから、多くのシナトラファンがあの歌を彼の代表曲として愛してやまないのもよく解るし、コンサートの最後にシナトラが歌うMY WAYに観衆が総立ちで大歓声を送ることも不思議には思わない。

でもあの歌詞に共感することと、あの歌詞を人前で、大声で、熱唱することの間には大きな違いがあると思う。

人には二つの老い方がある。

晩年に向かうほどに他者に優しい視線と言葉を送るようになる人と、老いるほどに今の自分や過去の自分の行動の正当性を宣伝することに熱心になる人。

MY WAYを歌えと言われたら、替わりにGOOD LIFEを歌いたい。

なぜMY WAYを歌わないのかと問われれば、"Just because that's my way."と答えよう。

私がこれから歌う歌は、ラブソングだけでいいと思う。

これは自戒の宣言だ。

そもそもの話