憬月の間(南の六畳間)には既に二回塗ったのに、広間にはまだ塗っていなかった木酢液。今日塗った。
例によってスプレーしてゴム手袋の手で擦り付ける。この方法が一番早くてむらなく塗れる。
主に虫除けを狙ってのことだが、木の耐久性向上も期待している。虫も獣もばい菌も、焦げ臭いのが嫌いなようだ。私は好きだ。
焚火臭のついた服を着ているとなんとなく落ち着く。これも太古からの人の生活様式に由来しているのかも知れないと思う。
火は、煮炊きにも暖まるのにも欠かせないものだったのは言うまでもないが、煙は、虫除け、殺菌や獣除けにも役立ったのだろう。
それが発展して、お香の文化につながり、宗教的な清めや装身の美学に適用されたに違いない。
そもそもの話
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