2011年12月4日日曜日

新兵器

日本民家リサイクル協会の民家お助け隊の力をお借りして土壁を塗る計画を立てていた。まず今月17日に下地の竹小舞の材料とする真竹をご近所の土地で伐採させてもらうことにしていた。


ところが、その後、二つの問題が明らかになった。一つは、材料の土の用意。調達先が、見つからない上、仮に見つかっても、土の発酵に半年ほどかかること。壁が半年以上出来上がらないとすると、その先の作業の進捗にかなりの影響が出る。もう一つは、工務店に施工してもらった貫に不安があったことだ。通し貫のつもりで注文したのだが、工務店は小舞の下地として機能すればいいと、柱に貫通させず、柱の溝にビスで留めていた。工務店はこれで十分との意見だったが、私は最後まで耐震性能が不安だった。

そこへ思わぬ新兵器が見つかった。丸浩工業の荒壁パネルだ。これは壁土と木小舞を主材料に伝統的な土壁をパネルとして加工したものだ。標準の下地加工とあわせれば、吸排湿性能など本物の土壁の利点を一切損なうことなく、それ以上の耐震性能、断熱性能を持つ。さらに下地施工、壁張りともに私一人でも出来そうな簡便さだ。施工時間は勿論劇的に短縮できる。欠点は見当たらない。http://www.maruhiro.jp/product/arakabe.html

本物の土壁を仲間と作るということの魅力も捨てがたく、悩んだが、結局、パネルを使用することに決めた。

まず下地用の材木を注文する準備を始めた。

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