2012年5月4日金曜日

井戸の再生と新兵器

憬月荘には、古井戸が二つある。母屋のすぐ北西と裏山を少しあがったところに。


前者は、数年前まで元の主が使っていた。「とてもいい水で、昔は近所の人も来て使っていたよ。」

勿論再生するつもりだ。

「ポンプは絶対昔ながらのガチャポン!」と決めていた。が、ここでも新兵器を発見。

NIRA6B、フィンランド製の手押しポンプ。通常のガチャポンと同様深さ8メートルまで吸水出来、その上、15メートル上まで押し上げ送水可能。錆びないステンレス製の2シリンダーは、排水をとぎらせない。40L/分の給水能力。しかも小型軽量、重量は3Kg。

で、値段は4万5千円。

これなら、井戸から塩ビ管を土間の流しまで引いて来てその先につけて、蛇口代わりにも使えるかも知れぬ。

などと夢想に駆られてワクワクしていたら、さらにこんなのも発見。

アクアシステム株式会社のHDO-20ALだ。フィンランドに出来るものが、日本に無いはず無いと思ったらやっぱりあった。こちらは、吸込み8メートル、押上げ5メートル。給水能力がNIRAの半分だが、さらに軽量の2.1Kg。価格も2万5千円余りだ。

押上げがNIRAの3分の1だといっても、5メートル上がれば、十分すぎる。ガチャポンではこの機能が無いから、高いところの桶に汲み上げておいて炊事や手洗いなどに使おうと思っても出来ない。

日本古来の生活道具の良さを生かしたいという観点からは、ガチャポンこそ捨てがたいが、しかし、わが憬月荘プロジェクトの目的はさらにその先、「里山生活系の再生と進化」にあるので、NIRAかHDOにしたいと思う。里山はノスタルジーではなく、21世紀の生活スタイルでもあるのだ。

もう一つの新兵器、「荒壁パネル」採用決定も同じ趣旨に基づいたもの。ロケットストーブ、コンポストトイレの導入計画もまた然り。

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