涼しい朝なので久しぶりに草でも刈ろうと大鎌を振るっていた。
納屋の南側。ずいぶん伸びてしまった。
不意にブンと鳴ったと思う間も無く左手首に鋭い痛みが走った。
草藪に潜んでいた足長蜂にやられたと思い、慌てて母屋の方へ逃げた。
痛みはさほどでない。先日虫刺されの治療に医者からもらったステロイドの塗薬が残っていたので、それを塗って様子を見ることにした。あそこの草刈りはやめておいたほうがよいか、現場に様子を見に戻った。
すると、草むらには何も見えないかわりに、頭上の羽音に気付いた。見上げるとバレーボール大の黄色スズメ蜂の巣を蜂たちが忙しそうに出入りしていた。
うかつにもその真下で草むらを薙ぎまわしていたのだ。
痛みも腫れも当面大したことはなかったが、スズメバチとなるとショック症状が心配だから病院へ急いだ。
幸い医者の見立ても大事なく、ステロイドの塗薬をもう一本もらって帰って来た。ショック症状は出るとすれば一時間以内だそうだ。
思えばあの納屋のあちら側の軒はしばらく見上げていなかった。敷地の手入れを怠るとこういうことになる。
人間が主役の都会と違って、ここは虫も獣も草木もが隙間なくひしめき暮らす生存競争の現場なのだ。
ゆめ油断あるまじ。
そもそもの話
スズメバチとは・・・。大変でしたね。鴨川三兄弟の末弟も「だいじょうぶてすか?」と心配しております。
返信削除ご心配いただきありがとうございます。さいわい軽症でもうほとんど治りました。ただ、時折猛烈な痒みに襲われ苦悶しています。それも間もなくおさまりそうです。
返信削除返信遅れて申し訳ありません。経過を聞き、安心いたしました。カユミも大変でしたでしょうが、もうおさまっている事でしょう。今度は、家族3人で伺いたいと考えてます!
削除是非皆さんでいらしてください。お待ちしています。
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