2012年12月23日日曜日

土間で焚火

昨日。往路大雨。しかも寒い。着いてからしばらくして小降りに。



荒れた田んぼにも久しぶりに水が満ちた。


そんな絶好のコンディションの中、女性の友人が二人来てくれた。犬まで連れて。ありがとう。ご苦労様。

まず、みんなみの里をご案内。蕎麦屋でお昼をご馳走して、続いて、亀田酒造へ。我輩の名前のついた酒、『碧海』をお土産にプレゼントした。

いよいよ憬月荘にご招待。しかし未だ壁が半分無い家で出来るおもてなしなど無い。しかもおもての地面は雨でぐちゃぐちゃ。土間の中央で焚き火を敢行。

これが思いのほか好評。よく乾いた薪はよく燃えて、あったまる。みんなみの里で仕入れたサツマイモを焼いて賞味。これも大好評。


火を消したのは5時半ごろ。日はとっぷり暮れて帰途に着いた。

こうやって人が来て、憬月荘も喜んでいるに違いない。



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2012年12月9日日曜日

2012年11月25日日曜日

みかんと印判染付け皿と真砂女のホテル

昨日のことだ。

裏庭のみかんが採りごろのように見えたので、採りに行くと・・・


一本の木の根元の土の下から、磁器の皿らしきものが顔を出していた。掘り出して水で洗ったのがこれら。明治期の印判染付けだった。


採ったみかんはこれ。食べてみると、すっぱいが普通のみかんの味だ。


この日の大工仕事の一部。組み手を彫った壁の受け材。このあとこれともう一本を柱と貫にインパクトドライバーでビス留めした。


このごろはすぐ暗くなるので、夕方5時前に仕事を切り上げた。犬も連れていないので、前から気になっていた鴨川グランドホテルの見学を思いついた。5時半ごろ到着。写真は、海際の庭へ出てプール越しに撮ったもの。


GUNJOという名のレストランはこの庭に面している。最近改修した様子の内装はなかなか結構。6時開店だと言う。応対したフロアマスターの態度も立派。説明書によれば、料理総監督がもとデンマーク女王の専属シェフだそうだ。ニール・フレデリック・ウォルターという名前は美味そうに思えなかったが、思い切って夕食を試してみることにした。

料理は一流だった。ディナーのセットを注文したが、蟹と根菜類を合わせたオードブルは斬新で美味。メインの鮑とホウボウと野菜の取り合わせも良かった。ウェイターの応対も和やかでしっかりしている。

こんな立派なホテルが鴨川に有ったのだ。創業数百年の老舗旅館「吉田屋」が前身で、俳人鈴木真砂女がそこの娘でかつて女将だったことを知った。

ホテルの地階に真砂女の記念館があるという。行ってみると我輩以外誰もいず、一時間ほどゆっくり見せてもらうことができた。真砂女の俳句は、それまで読んだことが無かったが、とても好きになった。

しぐるるや 煮物に入るる 燗ざまし     真砂女

記念館に昔の吉田屋のパンフレットが展示してあった。その文言が一々気に入ったので紹介するが、さすがに全文は長すぎるので、冒頭部のみにとどめる。原文はもちろん旧字。

「東京の、あの混濁せる空気と、渦巻く黄塵とにお悩みの方々が、僅か三四時間で極めて手軽に晴々した御気分になれるお誂ひの処は、何と言っても南国味豊かな房州の海でございませう。殊に外房鴨川は面白い物語や珍しい景色や史跡が沢山あって、必ずや皆様の旅心をたっぷり満たす処でございます。東京辺では寒さに戦く厳寒の頃にも、此処には菜の花が咲き、碧い波から送られるすず風に全く夏の暑さを忘られるなど、真に避暑避寒の理想郷でございます。」


2012年11月18日日曜日

今日の憬月荘

今日も壁下地の組み手を彫る。まず丸鋸で切り込みを入れて・・・
今日はちょっと寒いから車の中で待ってな
ここからの眺めが大好き
三日月がいい具合に見える。今日はこれで帰ろう。
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2012年5月24日木曜日

可愛い奴だ

時々憬月荘に同行するうちの犬。シュナウザーの雌。可愛い奴だ。



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2012年5月22日火曜日

大工 事始

注文した木材が届いていた。荒壁パネルの受材と玄関ガラス戸の補修材だ。


杉角材 30x40x4000 45本 単価340円。杉板 34x64x2000 4本 単価520円。消費税込みで〆て18,249円也。

2012年5月14日月曜日

未知との遭遇-材木屋編-

昨日は板金屋さんのあとに材木屋さんに来てもらって、材木の注文をした。 材木屋さんは、そのあとすぐ消防団の訓練があるとかで、その制服で現れた。(消防服ではない、念のため。勿論、消防ホースも抱えていない。)


まず、裸の古民家の姿に興味津々で、「結構しっかりしてますねー。梁なんかも垂れてないし。」から始まって、いろいろやりとりがあったが、それは割愛。

2012年5月13日日曜日

悩みの屋根の結末

なんとも予想外の幕切れだった。

今日は、先日人を介して見積もりをくれた板金屋さんと直に会って屋根張替えの詳細を決定する予定で、11時に憬月荘で待ち合わせていた。


2012年5月11日金曜日

鳥肌の硝子戸

今、というか、まだ、憬月荘の約半分は骨組みのままだ。


壁は、「荒壁パネル」に裏山で採った土を上塗って、その外側の腰に板を張る。

その荒壁パネルのことは、前にも書いたが、ずっと沈黙を守っていたのが、戸をどうするかということ。

2012年5月6日日曜日

2012年5月5日土曜日

悩みの屋根

母屋のすぐ隣にある納屋は、数年前まで牛舎だったそうだ。

40坪近くありそうだ。かなり痛んでいるが、梁組みなどは驚くほど立派だ。


古民家に詳しい人の中には、ただの納屋や牛舎にしては立派過ぎるなどといぶかる人もいる。

2012年5月4日金曜日

井戸の再生と新兵器

憬月荘には、古井戸が二つある。母屋のすぐ北西と裏山を少しあがったところに。

2012年4月30日月曜日

やっとここから始まるんだなー


里山という概念を意識して追いかけだしたのは10年余り前からだ。爾来いろいろな本を読み、いろいろな人に教えていただいた。

最初の教科書は、新田穂高さんの「自然の暮らしがわかる本」だ。結局ここにすべてが書いてあったと言っていい。

2012年3月24日土曜日

草刈鎌の刃研ぎ後


先日書いた鎌の刃研ぎの結果をまだ書いていなかった。

やっとこんな感じに仕上げた。コピー紙はきれいに切れる。

一番大きな傷は次の研ぎまで放っておくことにした。

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2012年3月22日木曜日

ほぼ全景

石垣の手前が田んぼ、向こうが畑だが、両方とも草で覆われている。

とんびらしきものが飛んでいた。

奥の青い屋根が母屋。

20日撮影
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天水田と菅原通済

大山千枚田が「日本棚田百選」の一つに選ばれていることは以前から知っていた。

最近、大山千枚田保存会の加藤亜衣子さんの「農業と文化と自然環境を守る大山千枚田」を読んで、初めて、それが「百選」中唯一の天水田であることを知って驚いた。

2012年3月20日火曜日

田んぼで手がま

近所のAさんから、田んぼの手入れについてご教示いただいた。
鳥獣対策の電気ネットの必要性などもうかがった。
家の改修もまだ全然進んでいない現状、稲作を今年から始めるのは無理だろう。来年からにしよう。
それにしても、畦にも、田んぼの中にも草がはびこってしまったので、ともかく、とりあえず草刈を試みた。
先日近くの刃物屋で買った大き目の手がまの切れ味はすばらしかったが、刃が薄くすぐに刃こぼれしてしまった。これから研いでみる。包丁や鉋刃や鑿は研いだことがあるが、鎌は初めて。大内正伸著「山で暮らす愉しみと基本の技術」に従ってやってみる。

2012年3月1日木曜日

夏みかん

先の土曜日、高校の同窓数名と昼の鍋の会を計画していたが、雨のため中止。
翌日曜日、一人で赴いて、土間の穴埋め、古釘抜き、溝さらい、田んぼ取水、天井の煤払いなどする。
帰りがけに夏みかんを十個もいで土産とする。
もと、冬に実るので夏みかんにあらずと考えたが、後、地元の人に夏みかんと教わる。さらに後、ネットで調べると、夏みかんという品種は無く、大きめの黄色の酸いみかんを総称して夏みかんと言うと知る。八朔なども含む場合ある由。
憬月荘近隣に多数見る。かつては農家で生産していたが、今は、多く自然に実るを自家用に少量採取するのみ。
ポン酢、サラダドレッシングに最適。レモンに似て、若干甘味勝り、マヨネーズに加えて生野菜にあえれば、上等なサラダとなる。
憬月荘には、知るだけで十本ほど生育する。

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